遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

湯浅の醤油

イメージ 1
 
和歌山は有田(ありだ)郡湯浅(ゆあさ)町。
仕事の関係で何度か足を運んでいるのだが、
有田といえば有田みかんが全国区の知名度か。

それから、知る人ぞ知るのが、湯浅の醤油。(私は知らなかった)
 
醤油のルーツはいろいろあるようだが、
金山時味噌の副産物ともいえる、味噌から染み出した「たまり」が、
醤油の確かなひとつのルーツだそうで、その発祥の地が、湯浅なのだそうだ。

先週は、ひさびさに外食でおいしいものをいただいた。
甘鯛、鱧(はも)、無花果(いちじく)、フォアグラ、鹿肉などなど、
どれもいいソースで、よく調理してあった。
でもそんなソースがなくとも、醤油があれば、他に何も要らないのかもしれない。

最近の私は、塩分のある漬物類や焼き魚はもちろんのこと、
冷やっこでも、まず醤油はつけない減塩派になった。
造りなども、刺身の端にたまりをちょっとつける、程度のこととなった。

すこし前までは、醤油とマヨネーズと「醤油+マヨネーズ」がマイソースだった。
このB級グルメなマイソースがあれば、何でも食べられた。
しかし、さすがに、寄る年波に比例して増えてきた、悪玉コレステロールを気にして、
また、塩分控えめのからだに優しい食生活に入ったため、マイソースと決別した。

しかし、醤油党からは抜け切っていなくて、湯浅の駅前で買い求めたこの醤油、
時間をかけて、ちびりちびりと楽しむつもりである。