遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

長崎の鐘/藤山一郎

 
今日のぼくのうたは、「長崎の鐘」。
 
「悲しくてやりきれない」「小さい秋みつけた」「うれしいひなまつり」の
 
古関裕而が作曲。
 
そして、「丘を越えて」「影を慕いて」「青い山脈」の
藤山一郎の歌唱。

私の大好きな大御所三人組が世に出した、美しい歌が「長崎の鐘」であります。
 
クルーナー唱法はあまり好きではないのですが、
藤山一郎のそれだけはだけは別であります、すばらしい。
この映像に流れる歌は、古い録音だと思われますが、
この少し速めのテンポが素朴な味を出していて、胸が一杯になります。

未来永劫の平和を祈って、合掌。
 
 
作詩 サトー・ハチロー  作曲 古関裕而
1 こよなく晴れた 青空を
  悲しと思う せつなさよ
  うねりの波の 人の世に
  はかなく生きる 野の花よ
  なぐさめ はげまし 長崎の
  あゝ 長崎の鐘が鳴る

2 召されて妻は 天国へ
  別れて一人 旅立ちぬ
  かたみに残る ロザリオの
  鎖に白き 我が涙
  なぐさめ はげまし 長崎の
  あゝ 長崎の鐘が鳴る

3 つぶやく雨の ミサの音
  たたえる風の 神の歌
  耀く胸の 十字架に
  ほゝえむ海の 雲の色
  なぐさめ はげまし 長崎の
  あゝ 長崎の鐘が鳴る

4 こころの罪を うちあけて
  更け行く夜の 月すみぬ
  貧しき家の 柱にも
  気高く白き マリア様
  なぐさめ はげまし 長崎の
  あゝ 長崎の鐘が鳴る
 
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