遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

探偵物語/薬師丸ひろ子


NHKで「松本隆の40年」という番組で楽しませてもらった。
 
20歳から作詞家として歌を書いてきた松本隆は、もう60歳。
でも、私と4歳しか違わないことに愕然。
 
番組では、松任谷由実松田聖子、KinkiKidsなどと、
薬師丸ひろ子が登場。
 
何度歌っても松本の詩は、新鮮さを失わないと、薬師丸。
 
「波の頁をめくる  時の見えない指さき.
自信はないけれど  好きよ・・・でもね.・・・ たぶん・・・きっと・・・」
 
松本のヒット曲は、まさに星の数ほどあるが、
「ぼくのうた」では、「探偵物語」を今日の1曲とした。
 
この歌は、「はっぴいえんど」での盟友、大瀧詠一が作曲をした。
この二人組の創作は、曲想が実に大らかになる。
薬師丸の若くて伸びやかな声が、それによく応えていて、
清楚で品のある曲に仕上がっている。
 
1983年5月25日発売のヒット曲、
私はまだかろうじて20代、いい時代であった。
 
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