遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

三門/知恩院

京都駅から歩いて長谷川等伯特別展を見に行った私たちは、

会場の東山七条の京都国立博物館を後にした。

三十三間堂智積院に見向きもしないで、東山通りを北へ向かって歩く。
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=34.98717806&lon=135.78100806&ac=26105&az=&v=2&sc=7

東山五条から清水寺界隈に通じる五条坂をだらだら上り、

ゆばばかりの食事を提供してくれる食事処「ゆば泉」で、

ちょっとお高い1,365円の「京ゆば好み」をいただく、ヘルシー。
http://gojo.yubasen.co.jp/menu/index.html


食後は清水寺に寄らず産寧坂経由で高台寺もスルーして、

円山公園を横切って、お目当ての知恩院の三門界隈を散策。


知恩院といえば三門(国宝)がイメージされるほど、その巨大な美しさに圧倒される。

ここをくぐると極楽浄土にお導きいただけるのだろうか、

建立された頃にはどこからでも見える、象徴的な建物だったのかもしれない。

イメージ 1


三門正面には「華頂山」と山号(さんごう)が大きく掲げられている。


実は我が家の宗派は浄土宗で、知恩院を総本山とする。

我が家の菩提寺も、○○山○○院と名前がつけられており、

総本山「華頂山知恩院」と同じ構成の寺の名前である。


来春には、浄土宗開祖の法然の没後800年にあたり、

法然上人800年大遠忌法要」、いわゆる800回忌が催される知恩院

没後400年の等伯といい、時間の流れを感じさせてくれる一日だった。


このあとバスで下賀茂神社へ行き、のべ1万3千歩を歩いた、日帰り京の旅であった。