遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ガトーフェスタ・ハラダの紙袋

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長女のバイト先の女性が、3月末で退職されたらしく、

その女性から何かプレゼントをもらったようで、

そのプレゼントを、この画像の紙袋に入れてくださったらしい。


この紙袋を持って帰宅の途についた長女、

バイト先のエレベーターで、

紙袋に目を留めた見知らぬ社員と思しき女性に声をかけられる。

「そこのラスクおいしいのよねぇ」

「あー、そうなんですか。この中身は関係ないものなんです。」


会社を出て、次に長女の紙袋を見つけた女子高生2人組、

どうも紙袋に反応しているようで、

おいしい?、ラスク、並ばないと買えない、

などと漏れ聞こえてきたらしい。


次に反応したのが、母と男の子の親子だったようで、

母親が紙袋に気がついたのか、男の子にささやきかけ、

小学校低学年と思しき男の子は、

「ラスク、おいしかった!」と大きな声で母親に話していたという。


1時間足らずの帰り道のあいだに、見ず知らずの3組の人たちが、

はっきりとこのガトーフェスタ・ハラダの紙袋に反応したという。


群馬は高崎が本店のお菓子屋さんガトーフェスタ・ハラダは、

大阪は阪神百貨店にも支店を持ち、そこにはいつも長蛇の列ができているのだという。

我が家では、まだ意識してこのお店のラスクを食べたことがない。

知らないうちに食べているのかもしれないけれど、

まだ意識付けの済んでいない食べ物である。


ここのラスクを食べたという部下が2人いたが、

並んで買って食べるほどのものですかね、という感想であった。

私は、パーティと名のつくものと、何かに並ぶという行為が大嫌いなので、

ここのラスクにお目にかかることは、遠い先のことになろうかと思うが、

それにしても、紙袋を見ただけで反応されるお店&お菓子というのも、

なかなかすごいものである。


「もしもし、何の行列ですか?」

「なんだかよくわからないんですが、並ぶ価値がありそうなので・・・」