録音:1991年5月3-11日
毎年、陽射しがやさしく穏やかなこの季節になると、
なぜかストラヴィンスキーを聴いて、
春の喜びを享受したくなる。
まだ少し本格的な春には間があるが、
このアルバムとともに、こころの準備を進めることにする。
2曲が入っているアルバムだから、買うほかない。
私はこの音楽で演じられるバレエを見たことがないのだが、
管楽器と弦楽器の、生気あふれる躍動感の美しいこと、
繊細な絹のようなやわらかな肌ざわりのような心地よさ、
バレエなしでも当然に楽しめる。
代表的なアルバムと言っていいだろう。
もうじき春である。