遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

監獄ロック/エルビス・プレスリー

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Elvis Presley - Jailhouse Rock (Lyrics)


私のエルビス・プレスリーのお気に入りは、

とりあえず以下の3曲をiTunesで購入して愛聴している。

それは、「好きにならずにいられない」と

「ハウンドドッグ」と

「監獄ロック」の3曲である。


2002年発売の「ELV1S~30ナンバー・ワン・ヒッツ」は、

エルビスの30曲に及ぶ全米、全英のNo.1ソング集で、

タイトルが、ELVISではなくELV1Sなのは、そういうわけがある。


ただ全30曲が全米や全米のどのランキングで1位だったのかは、

ちょいと怪しいところもあるのだが、

そんなことは特にどうでもいい、

泣く子も黙るエルヴィスの総てが、このアルバムに納められている。


エルビスの総てとは、彼のデビューした50年代のロックンロールだと言ってもいいだろう。


50年代初期、リーバーとストーラーという白人の作曲家兼プロデューサーがいて、

黒人たちのプロデュースを主に手がけていた。

彼等はビッグ・ママ・ソーントンという女性歌手のために

1953年に「ハウンド・ドッグ」という曲を作り、レコーディングした。

大ヒットしたその同じ歌を3年後、別の歌手がレコーディングすることになる。

それが、まだ無名のエルビス・プレスリーである。


そして、リーバーとストーラーはエルビスのためにオリジナル曲を

制作することになる。それが「監獄ロック」である。


お聴きのように、22歳のエルビス・プレスリーの天才振りがうかがえよう、

ロックンロールとは、このように歌うのである。


当時のエルビスが世界に与えた影響は、絶大なもので、

他でもないわが国でも、ロカビリー歌手と呼ばれる、

なんちゃってプレスリーお兄さん方を輩出した。

60年代初頭、すごい田舎暮らしの私んちの二軒お隣に、

当時高校生くらいだったか、みっちゃんというお姉さんがいて、

彼女の影響で小学生にして私はエルビスの名前だけは、覚えたのである。

そんな異国の片田舎のお嬢さんや小僧にまで、

プレスリーの名は轟いていたのである。



今もってミュージックシーンに大きな影響を与え続けている。

そしてもちろんビートルズボブ・ディランは、

エルビスにあこがれていた音楽少年だったのである。