遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

いつまで魚を食べられるのだろうか

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画像は、シーシェパードの面々で、左下がポール・ワトソン船長、

まさか野菜だけ食べていても、こんな体型にはならないだろう。

いったい何を食べたら、こんな立派なからだになれるのだろうか。


  日本を厳しく批判しているロサンゼルスタイムズのピート・トーマス記者が、シーシェパードの妨害活動にこのように苦言を呈しています。

  私は商業捕鯨には反対の立場で、世界の多くの人々が思っているように、日本の調査捕鯨 の価値や必要性に疑問を感じている一人である。

 しかし、ビデオから判断するに、捕鯨を阻止するためというポール・ワトソン船長の振る舞いには疑問を感じる。 彼の行動は、本当にクジラのためを思ってやっていると言えるだろうか。アニマル・プラネット局のシリーズ特番「Whale Wars」のためにドラマティックな映像を撮ろうとしているだけなの ではないだろうか。



クジラは実に大量の餌を捕食する、

海中深く潜水し、口から小さな気泡を多数ぷくぷく吐き出しながら

らせん状に海面まで浮上していく。

その小さな気泡も、らせん状に海面まで届き、

やがてえさとなる小魚を追い込み囲みこむ巨大な網の役目をする。

自家製の気泡製の巨大な網に捕われた小魚たちを、

何トンにもなんなんとする小魚たちやオキアミを、

クジラはぺろりと平らげる、まさに一網打尽にぺろりと食べてしまう。

それは、トロール網で量をするより効率的で確実な捕食方である。


太古から、クジラはこのようにして生きてきた。

ヒトがまだ船を持たない大昔なら、

クジラとクジラのえさとなる魚たちは共存できていたのだろう。

しかしヒトが舟を出し、網を投げ打って魚を獲るようになって、

その生態系は崩れてきている。


クジラを獲らないのは良いとしても、

魚を獲るのも控えないと、ヒトとクジラが魚を食べつくしてしまうことになる。


先だって、欧州連合(EU)欧州委員会は、

乱獲で激減している大西洋と地中海のクロマグロの国際取引を、

ワシントン条約で禁止するというモナコの提案を支持すると発表した。


何とかしなければ、ヒトは魚を食べられなくなってしまう。
 

クジラもクロマグロも私は食べなくても我慢できるが、

タイ、ヒラメ、アナゴ、サンマ、ニシン、アジ、イワシ、サワラ、ブリ、

カニ、エビ、イカ、タコなどなど、

食べられなくなるのは寂しい。


貴重な海の食材、獲りすぎに注意しましょう!