大阪はザ・シンフォニーホールでの、
プログラムは、ベートーベンのヴァイオリン協奏曲と、
「のだめ」でおなじみのベートーベンの交響曲第7番。
楽しい音楽会で、安い席しか取れなかったのだが、
とても満足して帰ってきた。
ベートーベンのヴァイオリン協奏曲のソロは、
四方恭子というはじめて出会うヴァイオリニスト。
とてもいい音の出る(何という表現!)演奏家で、
何度かある無伴奏のソロ部分では聞き惚れてうっとりしてしまった。
いい音が出るのは、楽器のせいではなく腕のせいである。
キャリアのある演奏家だと帰宅後知る。
彼女への拍手が鳴り止まず、
無伴奏でアンコール演奏までしてくれた、かっこいいなぁ。
ベルリン生まれの国際的な指揮者シュテファン・ザンデルリンクの棒で、
大阪センチュリー交響楽団がヴィヴィッドな演奏を聴かせてくれた。
久々のシンフォニーホールで、ベートーベンに酔いしれた。
私の同じ並びにいた小学生男子兄弟は、
4楽章で弟は身を乗り出し、兄は指揮者の如く小さく手を振っていた。
よほど聞き込んでいるのであろう、
実に嬉しそうで楽しそうな様子の兄弟であった。
音楽の素養はあまりないと思しき大阪府知事から、
資金援助を縮小されている。
実は今回の定期演奏会は、かなりポピュラーなプログラムであったが、
これまでも、これからも、定期演奏プログラムは、
必ずしも、私のような素人受けするプログラムではない。
会員を募って支えてもらっているので、会員のオケだけど、
府民のオケでもある。
もっとホールに足を運んでもらえるオーケストラになってもいいと思う。
ま、いずれにしろ、オーケストラはいくつあってもいいので、
このまま存続してもらいたいものだ。
2013年には新しい大阪フェスティバルホールが完成する、
そのときに在阪のオーケストラが欠けることなく、
存続してもらいたいものだ。