自国の女性記者2人を救出し、
ついでに、
日本と韓国の拉致被害について善処せよと言い放ってきてくれたビル・クリントンに拍手。
かの国では、にこりともせずに課せられたミッションを遂行したビル。
その仕事振りに、ヒラリーも「さすがは私の選んだパートナー」と思った(かもしれない)。
オバマは、2人の記者の解放と関係なく、
北朝鮮の核開発の中止を要求していく態度は、変更しないとしている。
日本人が登場する、ありとあらゆる国際舞台で、
全世界へ向けてもっとも毅然とした態度で臨んでいるのは、
今年も、立派な平和宣言であった、
秋葉市長の呼びかけは、オバマに届いただろうか。
<広島原爆の日> 広島平和宣言 人類絶滅兵器・原子爆弾が広島市民の上に投下されてから64年、どんな言葉を使っても言い尽くせない被爆者の苦しみは今でも続いています。64年前の放射線が未(いま)だに身体を蝕(むしば)み、64年前の記憶が昨日のことのように蘇(よみがえ)り続けるからです。 幸いなことに、被爆体験の重みは法的にも支えられています。原爆の人体への影響が未だに解明されていない事実を謙虚に受け止めた勇気ある司法判断がその好例です。日本国政府は、「黒い雨降雨地域」や海外の被爆者も含め高齢化した被爆者の実態に即した援護策を充実すると共に、今こそ省庁の壁を取り払い、「こんな思いを他の誰にもさせてはならぬ」という被爆者たちの悲願を実現するため、2020年までの核兵器廃絶運動の旗手として世界をリードすべきです。 今年4月には米国のオバマ大統領がプラハで、「核兵器を使った唯一の国として」「核兵器のない世界」実現のために努力する「道義的責任」があることを明言しました。核兵器の廃絶は、被爆者のみならず世界の大多数の市民並びに国々の声であり、その声にオバマ大統領が耳を傾けたことは、「廃絶されることにしか意味のない核兵器」の位置付けを確固たるものにしました。 それに応えて私たちには、オバマ大統領を支持し、核兵器廃絶のために活動する責任があります。この点を強調するため、世界の多数派である私たち自身を「オバマジョリティー」と呼び、力を合わせて2020年までに核兵器の廃絶を実現しようと世界に呼び掛けます。その思いは、世界的評価が益々(ますます)高まる日本国憲法に凝縮されています。 (略) 被爆64周年の平和記念式典に当たり、私たちは原爆犠牲者の御霊(みたま)に心から哀悼の誠を捧(ささ)げ、長崎市と共に、また世界の多数派の市民そして国々と共に、核兵器のない世界実現のため渾身(こんしん)の力を振り絞ることをここに誓います。 最後に、英語で世界に呼び掛けます。 We have the power. We have the responsibility. And we are the Obamajority. Together,we can abolishnuclear weapons. Yes,we can. 2009年(平成21年)8月6日 広島市長 秋葉忠利 (注)英語部分の訳は次のとおりです。 私たちには力があります。私たちには責任があります。そして、私たちはオバマジョリティーです。 力を合わせれば核兵器は廃絶できます。絶対にできます。