遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

特別展覧会没後400年(予告)/長谷川等伯

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暑中お見舞い申し上げます

ようやく関西も梅雨明け宣言がなされまして、

今日は夏らしい日差しの一日でありました。



さて、暑中見舞いで等伯の「松林図屏風」を使うのは2度目、

相も変らぬことで情けないというか芸がないというか、

しかし、懐の深い等伯の絵は、そんな使い方にも耐えてくれるのであります。


わが職場への途中のターミナル駅近辺の掲示板には、

来年の春!の長谷川等伯展のポスターが、もう1月以上前から貼られています。

来春京都で開かれる特別展の1年前から、

告知ポスターが貼られているのです、

大阪に貼られているのです、

その意気込みたるや、すごいですねー。


そのポスターの「松林図屏風」を見るたび、

涼やかな風が体を吹き抜けていくのであります。春が待ち遠しい。


■2010年4月10日(土)~5月9日(日)

特別展覧会
没後400年 長谷川等伯

狩野永徳と並び称される桃山時代の天才絵師、長谷川等伯(1539~1610)。本展はその没後400年を記念して行われるもので、人気ナンバー・ワンの国宝「松林図屏風」(東京国立博物館)をはじめ、彼の代表作が一堂に会します。おそらくかつてない規模の大回顧展となることでしょう。ご期待ください。 

会場 京都国立博物館 特別展示館

(なお京都に先立つ、2月22日~3月23日に、東京国立博物館でも開催される)