遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

全英オープンのトム・ワトソン

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画像は、次のティーグランドを目指して歩いていく、

全英オープンでのトム・ワトソンのシルエットである。

脚の長さでお気づきだろうが(笑)、身長175センチ、体重79kg、

若い頃はもっとスレンダーだったから、

日本のアマチュアとさして変わらぬ体格で、

これまで全英の5回の優勝を含め、メジャーで8勝(歴代6位)のキャリアの持ち主。


今年の全英オープンは、トム・ワトソンに釘付け。

9月4日には60歳の誕生日が待っているという、

団塊の世代の星、はやりの言葉でいうと「アラ還」の鑑、

みたいなアスリートである。


会場ターンベリーは、トム・ワトソンにとっては相性のいいコースで、

ここでの1977年の全英オープンでは、ワトソンは優勝している。


残念ながら、今回は優勝を逸したが、

レイオフにまで持ち込んだ、長年の経験から培われた技術力に感服した。

ゴルフは、「しかるべきところにボールを運べば」面白いということを、

ワトソンが実践してくれた大会であった。


口の両端が上がっている形状で、笑っているように見えることも手伝って、

大会の4日間を通して、ずっとスマイル・ワトソンであったような印象。

いや、実際に、彼は誰よりもターンベリーを楽しんでいたように思える。

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