遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

バッハ平均律クラヴィーア/グレン・グールド

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開設が2005年6月6日だったマイブログ。

4年間で訪問者数もちょうど50,000件を数え、

今日から私のブログ生活は5年目に突入します。


そんな記念日にご紹介の1枚が、

グレン・グールドの「バッハ平均律クラヴィーア全曲集」。


このなかにCDが4枚入っています。

私のCDデッキは3枚入る構造になっていて、

今はNO.2,3,4が入っています。

この4枚をここ2カ月ほど、毎日スクランブルで聴いています。

4段のお重に整然と詰めあわされたご馳走のごとき名品です。

4枚×24曲、合計96曲、まだ食べきれない状況でもありますが、

だらーっと聴かれても問題ない、健康的で自然な作品群であります。


チェンバロで演奏されたキース・ジャレット平均律保有していますが、

グールドの「ゴールドベルグ協奏曲」 http://blogs.yahoo.co.jp/tosboe51/37607940.html

を聞き込むうちにグールド版の平均律が欲しくなってしまいました。


演奏家ならグールドは聴かない方がいいのかもしれませんが、

単に聴いて楽しむのなら、この演奏家の軽快な感じがいいと思います。

王道はリヒテルのものなのでしょうか、

でも、バッハが演奏家を選ばないような気もします。


バッハの曲想、なんとモダンな感覚なんだろうと随所で感じますし、

大らかで朗らかな感じは、

ヘンデルに取って代わって音楽の母と呼ばれてもいいような感じがします。


平均律クラヴィーア」と「ゴールドベルグ協奏曲」、

2作品セットで、ぜひ座右の1枚にしていただきたい。