遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「愛してる」の響きだけで♪

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 知らず知らずのうちに頭の中で歌ってたり、鼻歌で歌っていたり口ずさんでいる曲がある。うちの長女はいつも鼻歌を歌っている。叱った後、しばらくして長女から鼻歌が聞こえてくると、ほっとするやら情けないやら、ま、私のDNAが入っているから仕方ないのではあるが…。

 今週は気がつけば、私は
   「愛してる」の響きだけで 強くなれる気がしたよ
   ささやかな喜びを つぶれるほど抱きしめて

 と、スピッツの「チェリー」を歌っていた。スピッツの曲は私の鼻歌によく出てくる。

 それともう1曲、なぜか歌っていたのが、ビートルズ「アイヴ・ガッタ・フィーリング(I'VE GOT A FEELING)」であった。この曲は今週は頻繁に頭の中で鳴っていた。

 この曲がはいっているアルバムがビートルズの「レット・イット・ビー」であり、あのアップルレコードの屋上で歌う曲中のひとつである。

 あの「屋上コンサート:1969年1月30日(The Rooftop Session)」では「ゲット・バック」「ドント・レット・ミー・ダウン」 など10曲以上を演奏している。私は映画「レット・イット・ビー」は、オンタイムで観ているし、最近このDVDをYahooオークションで手に入れた。
 あのセッションを実際に目の当たりにした人、もしくは、アップルレコード本社近辺で演奏を耳にした人は、果報者である。
 映画でのあのシーンは、何度観てもウキウキワクワクする。

 当時、「ドント・レット・ミー・ダウン」を歌うジョンは28歳、「アイヴ・ガッタ・フィーリング」を歌うポールは26歳であった。彼らは創造者として、表現者として素晴らしいと再認識する。歌がうまい。毛皮のコートがすごい(?)。
 
 TVでいつだったか、マッカートニーのロシアでのコンサートを放映していた。「レット・イット・ビー」だったかを歌っている時に、「キーは昔と一緒?」と分かりきったことを、となりに居た長女に聞く。「うん、同じ」。

 60歳を越えたマッカートニーを見ると元気が出る。「ライヴ・イン・レッド・スクウェア」も買おうかなあ。