遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

女子100m背泳ぎV/寺川綾

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私の大好きなアスリート寺川綾が、

日本選手権の100m背泳で7年ぶりの優勝を遂げた、

見事な復活であった。


大阪出身の寺川は、関西では比較的お馴染の女子で、

近畿大学在学中は、彼女が近大の顔であり、

電車内のポスターでよくお目にかかっていた。


私は彼女が高校時代からのファンで、

大阪のお嬢さんのイメージとちょっと違う、

クールな雰囲気がお気に入りであった。


顔を上向きに泳ぐ背泳にフィットする雰囲気の女子である。


昨年の北京五輪選考会で敗れ、もう彼女は終ったと思っていたのだが、

あの北島を育てた平井コーチの門を叩き、

精神的に大きく成長したようで、

短水路世界新記録を出したばかりの酒井を押さえて、

同級生で仲良しの伊藤華英と世界選手権の日本代表に内定した。


伊藤は決勝後のインタビューで、

「(世界選手権は)寺川選手と一緒でうれしい。

世界の舞台で寺川選手と戦うことを誓い合いました。」

と寺川の復活を喜んでくれた。


世界選手権で、結果が伴えば嬉しいが、

大舞台で寺川が楽しく泳いでくれれば、

それはそれで私は満足なのである。



日本選手権優勝の寺川綾に、あっぱれ!