宿替え 桂枝雀
桂枝雀が亡くなって今月でちょうど10年が経つ。
このジャケットの師匠のポーズは、宿替えのとある場面である。
これも枝雀の十八番(おはこ)で、ある。
この「宿替え」は、YouTubeにいいのがあったのでご紹介する。
東京は国立劇場での噺を収録したもので、
以下のとおり4部に分かれているが、
この出し物をノーカットで演じてくれている。
その1 http://www.youtube.com/watch?v=H_e9JS0o4aU&feature=related
その2 http://www.youtube.com/watch?v=ia77CifJNaI&feature=related
その3 http://www.youtube.com/watch?v=_X5SYNCD9Os&feature=related
その4 http://www.youtube.com/watch?v=DkDFQWLmVpk&feature=related
その2 http://www.youtube.com/watch?v=ia77CifJNaI&feature=related
その3 http://www.youtube.com/watch?v=_X5SYNCD9Os&feature=related
その4 http://www.youtube.com/watch?v=DkDFQWLmVpk&feature=related
私は、生まれてこの方ずっと関西人で、
枝雀の落語を聞き込んできた中年男だから、
この師匠が放つ言葉の隅から隅まで総て理解できるが、
東京のお客はどうなんだろうかと思ったりする。
ただサービス精神旺盛なこの師匠は、
解説を交えつつゆったり話を運んでくれ、
この東京での席でも、終始大受けで舞台を終えている。
私的には、この噺は枝雀独特の台詞回しと仕草がテンコ盛りで、
原典にはない細かい言葉遊びもあり、
この師匠以外の噺は考えられない。