奈良は東大寺の修二会(しゅにえ、お水取り)が、本行入りした。
この修二会、今年で1258回目だそうである。
当然のことながら、月1の法会(ほうえ)ではなく、
年1回の法会で1258回続いているところが、
奈良のお寺さんのすごいところである。
1258年もの間、1回も忘れることなく続いているいるそうな。
そもそも、東大寺が1258年存続していること自体が、
伝統のすごさであろう、実に奥深い。
私は現物は一度も見たことがないのだが、
3月14日まで二月堂の舞台にはたいまつが登場する。
このたいまつの火の粉をかぶると、無病息災のご利益があるという。
修行僧の足元を照らしてくれるたいまつ。
あかあかと暗い世の中を照らしてもくれる、
ありがたきたいまつでもある。
お水取りが終るころ関西には早い春がおとずれることになる、
とても待ち遠しい。