明日から7月。でも、もう充分に暑い。
ウィーンのリンク沿いのマリア・テレジアの大きな像に
「ささ、お入りなさい。」と促されて入るは、
ウィーン美術史美術館。
ウィーンは、そのときも7月であった。
オペラ座も楽友会館も夏休み。
でも、ブリューゲルは、美術史美術館で待っている。
美術の教科書でもおなじみの「雪中の狩人」はここにある。
手前の狩人たちの生活感と、
はるか遥か遠くまで拡がる夢のような冬景色の対比の素晴らしさ。
こころも遥かかなたに飛んでいく。
一枚の絵を見て鳥になれる。
7月の暑さも飛んでいく。