遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ミセバヤ

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我が家にある唯一の多肉性植物。

なんという植物なのか、ずっと分らなかったが、

偶然ネットで見つける。


その名をミセバヤという。


肉厚の円い葉が放射状に連なっていて、風情がある。

その形が気に入り、実家に放置状態だった鉢植えを持ってきた。


わが国固有の植物で、小豆島などに自生するようだが、

絶滅危惧種に近い植物のようである。


以前、偶然名前を知ることになったコムラサキもそうだが、

我が父か母が育て始めたものなのだろうが、

どういういきさつで我が家にやって来たのか、不思議な気がする。


いずれも清楚で自己主張していなくて、

良い感じである、大事にしたい。



ミセバヤは、秋に可憐なピンクの花を付け、

いまは花は終わり、ご覧のように葉がピンクに紅葉している。


先人が、誰かに見てもらいたいという気持ちから

「見ぜばや」と名付けたのもうなずける、

気品のある、ほんのりと紅い花と葉である。