自国民にとっても気を遣ってくれる、
と言おうか、選挙で少しでも有利にはたらくよう、
米国議会下院は、税金を金融機関につぎ込むことを一旦否決した。
「100年に一度の金融恐慌」とか、
「戦後最大の世界金融危機」と呼ばれる、
リーマン・ブラザーズ破綻以降の混乱した金融マーケット。
金融機関の破綻や国有化は、
先週も今週も、米国でも欧州でもまだ継続している。
昨日は、777ドルも株価を下げたニューヨーク、
今日は少し株価は上昇しているようだが、
先行きはまったく分らない。
日本の株価も当然に今日は大幅下落で、
明日のことは分らない。
恐慌は、暗くて長いトンネルに入ったばかりで、
出口は遥かかなたのようである。
わが国のバブルはほぼ日本限定の危機だったが、
今回の危機の出所は米国。
しかし、日本の金融機関の破綻につながるかもしれない。
不良債権の少なそうな、無茶をしていなそうな、
そんな金融機関にしこしこと預金するのがやっぱりベストチョイス。
土地を購入するのもいいかもしれないが、
価格下落をしっかり見据えてからでもいい、
まだ時期尚早だと思う。
今はしっかり貯蓄する方が懸命だと思う。
無骨に実直に資産を増やしていくことがいちばんだと、
あらためて思うのである。