北京、鳥の巣の聖火は、太陽に帰ってしまった。
すこしさびしくなった。
3つの世界新記録は、驚異的であった。
特に気がかりだった、200mは、
シリアスに最後まで走ってくれて、
100年は破られないといわれたM・ジョンソンの記録を更新。
ボルトの持つすべてのものがこの大会にピークに達したようであった。
才能あるアスリートが努力をし、
的確な指導を受け、精神と肉体をコントロールし、
コンディションをピークに持ってきてはじめて、
メダルに手が届くかどうかという世界を、
たっぷりと満喫できた。
日ごろそういう機会が少ないので、
オリンピックが終るのがさびしくなる。
数々の競技に出場したお嬢さんたちの美しさも、
私の目を引いた。
日ごろ何かに打ち込む溌剌とした美しい人を目にすることが少ないので、
オリンピックが終るとさびしくなる。
スポーツや文化・芸術は、
人間の素晴らしいところを増幅させる装置であると思う。
それも平和な装置であると思う。
4年後ロンドンでの大会がまた楽しみである。