最寄の駅までクルマ通勤の私、
交通量が減ったような気がする。
ガソリン高騰で、石油卸各社の売り上げ額減が、
10%近くにまでなってきたことと無関係ではないと思う。
画像の自転車は、パリのレンタル自転車「Velib」。
2007年の夏にパリにお目見えしたそうだ。
グレーのボディにVelibのカラフルなロゴ、
壊れにくい安全仕様のため、重量は一般車より大きく、
そのため少し無骨なスタイル。
1日1ユーロの登録料(1年では29ユーロ)で、
使用料金は時間制、30分以内なら無料。
旅行者ももちろん使用できる。
動画付きで使用方法を紹介してくれている親切なサイトもある。
ご覧のようなレンタルステーションは、
パリの街に300m間隔でつくられており、
どのステーションで借りても、
どこかのステーションで返却できる制度。
モンマルトルの丘で借りて、
自転車で坂道を駆け降り、坂下で返却するというのが、
楽チンコースだろうか。
ステーションは1500箇所、設置自転車は2万台を超えるようだ。
1年を経て利用者数は20万人で、
これまたガソリン代とは無関係ではないかもしれない。
加えて、パリでは路面電車が復活したところもあり、
車道が狭くなったため渋滞が発生し、
車で移動する生活者にはガソリン代の高騰とともに辛い季節となっている。
このVelibの成功を受けて、
同様システムが世界各地に広がる気配を見せているようである。
排気ガスやCO2削減のため、健康増進のため、
交通渋滞解消のため我が国でもぜひ導入して欲しい。
京都や奈良などの観光地でまず渋滞緩和のために導入、
なんてのもいかがかなと思う。
私や、か弱い女性のために電動自転車も用意して欲しいが、
電動だから、CO2削減にはどうなんだろう。