この表情は、プロフェッショナルのそれ。
次ぎの一手のために深く深く広く広く、
何百・何千もの可能性をさぐっている表情である。
第66期名人・羽生善治、37歳。
また名人に返り咲いたが、すでに37歳になっていたのか。
20年ばかり前、いまも毎日曜日放送されているNHK杯選ではじめて見た。
翌日将棋好きと職場で話題になったが、すごい十代の新人であった。
その後も常にこの表情で次の一手を読んできた努力の賜物が、
今期の名人位への返り咲きである。おめでとう!
羽生世代では、私は佐藤康光を応援しているが、
同じく昔からのファンである谷川浩司とともに、
まだ、今期もA級順位戦にかろうじてとどまっている。
ふたたび、羽生と名人位を争ってもらいたいものだ。がんばれ。