遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

臼杵磨崖仏(うすきまがいぶつ)

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3月4日、今治オーベルジュ系のホテルを後にし、

道後はスルーして、内子に寄り道する余裕もなく、

前日予約したフェリーに間に合うように一路西へ。

四国最西端の佐田岬近くの三崎港からフェリーで、

対岸の九州は佐賀関へ渡る。


佐賀関までは70分の船旅。

この狭い海峡の流れで鍛えられたのが、

高級ブランド「関サバ」と「関アジ」。

今回はその高級ブランドとは縁なし。



大分について、迷わず国宝の臼杵の石仏(磨崖仏)に会いに南下、

静かな山里の石窟に掘られた石仏群が存在していた。

春まだ早く、里を抜ける風は冷たかったが、

遠くから訪れたと思しき観光客が、

海外からの旅行者も混じって、

静かに石段を昇り降りして、

点在する石窟に掘り出された石仏群にお参りを続けていた。


画像の大日如来は、実にいいお顔の仏像であった。


臼杵磨崖仏(うすきまがいぶつ)は、大分県臼杵市深田にある4群60余体の磨崖仏である。「臼杵石仏(うすきせきぶつ)」の名で知られている。1952年(昭和27年)、国の特別史跡に指定され、1995年(平成7年)には国宝に指定された(指定対象は59躯)。磨崖仏としては日本最初、彫刻としては九州初の国宝指定である。