遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ワールド・シリーズ

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ワールド・シリーズ、日本人選手が3人も出場し、

大活躍をしていて、痛快である。


ボストンが勝とうが、コロラドが勝とうが、

一昨年の井口、昨年の田口についで、

3年連続で、日本人が活躍するチームがワールドチャンピオンになる。



3戦目先発の松坂は、6回2連続フォアボールで降板したが、

初回から落ち着いた表情をしていて、

シーズン後半の内容とはうって変わって、

見ていて安心できるマウンドさばきだった。


このままレッド・ソックスがワールドチャンピオンになるのだろうけど、

松坂は「高い買い物」だったと、

地元ボストンのメディアに声高に「過去形」で揶揄されたことも、

次第にトーン・ダウンしていくことだろう。


インディアンスとのリーグ・チャンピオンシップ・シリーズで、

3勝3敗で迎えた最後の一戦にゲームを作って勝利投手になり、

ワールド・シリーズで経験したこの1勝は、

初のレギュラー・シーズンの15勝12敗の成績とともに、

来シーズンの成長した松坂を期待させる。

長く私を楽しませて欲しい。



今日は打たれたが、岡島も日本にいたときとは別人になったし、

松井稼頭央の類まれなる才能も、ポストシーズンを見るだけでも、

MLBファンの目に焼きついたことと思う。


松井を放出したメッツは今ごろ深い後悔をしていると思うが、

彼にはコロラドの風が合っていたのだと思う。

何年か前、日米野球で大活躍した松井の姿を、

ようやく今シーズングランドで目にすることができた。

ムラのある選手だが、精神的に落ち着けば、

来年以降も楽しみである。



イチローをはじめとするMLBで活躍する日本人選手たち、

無事に来春を迎えて、

怪我や故障なく来シーズンも活躍してもらいたいものだ。


そして、彼の地でのダルビッシュの勇姿を早く見たいものである。