ヘヴィー・ウェザー/ウェザー・リポート
先月、75歳で亡くなったジョー・ザヴィヌルの代表作、
同時にウェザー・リポートの代表傑作が「ヘヴィー・ウェザー」。
1977年録音
マイルス・デイビスのコンボにいた
その後転職して気象予報士にはならずに、
伝説のグループ「ウェザー・リポート」を1971年に立ち上げる。
このグループがマイルス色を抜け出したのが、
独自のサウンドを確立した1976年ころ。
これまた伝説の今は亡きベーシスト、ジャコ・パストリアスが加入して、
ジョーもショーターもようやく目が覚めたもよう。
終ってほしくないと思うほど楽しい。
「2. お前のしるし」は、しっとりと麗しい目くるめくようなバラード。
ショーターのサックスが天空を舞う。
「3. ティーン・タウン」のジャコのベースとドラムは、
ジョーのシンセに乗って、天才的な変幻自在のステップを披露してくれる。
この3人が作り出す、魔境と言うべきトライアングルを、
迷い込んだら抜け出せない、煌びやかな魔境を堪能されたい。