遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

室生寺

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宇治の平等院で再開を果たした高校時代の仲間達、
http://blogs.yahoo.co.jp/tosboe51/44115760.html

今度は、奈良は室生寺に集合。


私は初めての訪問、「ついに来た」といったところ。


コスモスと彼岸花がいつの間にか咲き競う、

ひっそりとした山あいに建つ室生寺は、

国宝7、重要文化財12を数える名刹である。



本堂の仏さまに、同行者たちとお線香を供えて、

「元気で長生きできますように」と、

寺院では筋違いのお祈りをする。




思いのほかコンパクトな五重塔は、

五重塔としては我が国でいちばん小さいもののようであるが、

階段下から見ても、ななめから見ても、後姿を見ても、

視野からはみ出ることなく、落ち着いた風情で、

とてもクールである。


五重塔としては法隆寺に次いで古いものだそうで、

建立は西暦800年頃と伝わる。

女人高野の別名を持つ室生寺の象徴であり、

女性的なたたずまいを見せてくれる。



若い女性がひとり、

わずかな微笑をたたえて境内を歩いていた。

ひとりで、というところがこの名刹によく調和していて、

カッコイイのであった。



■国宝
金堂
本堂 
五重塔 
木造釈迦如来立像
木造十一面観音立像 
木造釈迦如来坐像
板絵着色伝帝釈天曼荼羅重要文化財
弥勒堂 
御影堂(奥の院)
納経塔(石造二重塔)
五輪塔室町時代 
木造文殊菩薩立像 
木造薬師如来立像 
木造地蔵菩薩立像 
木造十二神将立像 
木造弥勒菩薩立像 
木造如意輪観音坐像 
両部大壇具 一括 
大神宮御正体