遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

シビルウェディング

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今日は部下の結婚式であった。部下は新郎。

普通は披露宴だけの出席で良いのだが、結婚式にも呼ばれる。

画像はその結婚式会場である。


ゲストの前で永遠を誓う、新時代の人前結婚式=シビルウェディングであった。

会費を持ち寄った楽しい結婚式に出たことはあったが、

今日の人前結婚式は、宗教色のない、しかし荘厳さを失わない、

いい結婚式であった。新婦のお友だちの涙に、こちらももらい泣きしてしまった。



披露宴では、私には乾杯の音頭の大役があった。

初体験だったので、役を引き受けた頃からプレッシャーがあった。

イメージトレーニングができていたので、それほど緊張はしなかったが、

ふだんより少し早口だったらしい。



披露宴の冒頭での新郎新婦の紹介ビデオのバックに流れる、

スピッツの「空も飛べるはず」でまた涙腺が緩み、

披露宴会場への入場行進のバックに流れるTBS「世界遺産」のテーマ音楽に、

また心が揺れる。



すばらしい結婚式や、披露宴冒頭の演出にウルウルしてしまった。


乾杯前の予期せぬ、心の動揺が平静さを少し失わせていたのかもしれない、

臨席の方々に、席を立ってグラスを持って待機してもらうことを、

直前に司会者と決めたので、待たせては悪いということを意識しすぎたのか、

少し早口になったが、部下のために大役を果たせた。

タイミングよく祝杯をあげられた、よかった。


新郎がアルコールのせいで、へまをしないか心配もしていたが、

最後までしっかりしていてくれて、落ち着いていたし、ほっと安堵。



最後の両家のお母様への花束贈呈セレモニー前の、

新婦の手紙の朗読に、また私は滂沱の涙を流してしまった。

会場が暗くて助かった。


結婚式のときだけ親に感謝するな、

などと子を持つ親としてはいつも思ってしまうのだが、

しかし、あらたまった場面でああいう感謝の手紙を読まれると、

感動してしまう。


ま、今後の二人の生活にはいろんなことが起きるのだろうが、

覚悟はしているだろうが、

末永く幸せにいてくれることを願う。