今日は部下の結婚式であった。部下は新郎。
普通は披露宴だけの出席で良いのだが、結婚式にも呼ばれる。
画像はその結婚式会場である。
ゲストの前で永遠を誓う、新時代の人前結婚式=シビルウェディングであった。
会費を持ち寄った楽しい結婚式に出たことはあったが、
今日の人前結婚式は、宗教色のない、しかし荘厳さを失わない、
いい結婚式であった。新婦のお友だちの涙に、こちらももらい泣きしてしまった。
披露宴では、私には乾杯の音頭の大役があった。
初体験だったので、役を引き受けた頃からプレッシャーがあった。
イメージトレーニングができていたので、それほど緊張はしなかったが、
ふだんより少し早口だったらしい。
披露宴の冒頭での新郎新婦の紹介ビデオのバックに流れる、
スピッツの「空も飛べるはず」でまた涙腺が緩み、
披露宴会場への入場行進のバックに流れるTBS「世界遺産」のテーマ音楽に、
また心が揺れる。
すばらしい結婚式や、披露宴冒頭の演出にウルウルしてしまった。
乾杯前の予期せぬ、心の動揺が平静さを少し失わせていたのかもしれない、
臨席の方々に、席を立ってグラスを持って待機してもらうことを、
直前に司会者と決めたので、待たせては悪いということを意識しすぎたのか、
少し早口になったが、部下のために大役を果たせた。
タイミングよく祝杯をあげられた、よかった。
新郎がアルコールのせいで、へまをしないか心配もしていたが、
最後までしっかりしていてくれて、落ち着いていたし、ほっと安堵。
最後の両家のお母様への花束贈呈セレモニー前の、
新婦の手紙の朗読に、また私は滂沱の涙を流してしまった。
会場が暗くて助かった。
結婚式のときだけ親に感謝するな、
などと子を持つ親としてはいつも思ってしまうのだが、
しかし、あらたまった場面でああいう感謝の手紙を読まれると、
感動してしまう。
ま、今後の二人の生活にはいろんなことが起きるのだろうが、
覚悟はしているだろうが、
末永く幸せにいてくれることを願う。