遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ギボウシ

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我が家の庭には、小さいけれど元気な雑草が生えだしてきている。

土曜日の客人を迎える前に、きれいに雑草処理をする。


木や芝生が密生しているような立派なお庭ではないので、

まばらな植木の間から細かい雑草がよく目につく。

しかもまだ大きな木がないので、地面に生えた雑草を取るには、

地中から出ている短い幹や、地面に近いところから出ている枝が、

じゃまになる。


右足をここ、左足はギボウシをまたいでそこ、左手をあそこにおいて、

右手指先で其処此処の草を摘む。

次は、右手を固定して、左手をぐんと伸ばして草を摘む。


昔流行ったツイスターゲームを一人でやっているような按配である。

もしくは、庭仕事兼ストレッチ運動という一石二鳥効率の良さ、である。


洗面器山盛りいっぱいの雑草に、満足。

咲け、ギボウシ