遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

宝石の歌/アンナ・ネトレプコ

イメージ 1

宝石の歌~アンナ・ネトレプコ/ヤング・オペラ・ヒロイン




いつだったか、2005年のザルツブルグ音楽祭で上演された、

ヴェルディの「椿姫」をTV鑑賞した。


モダンな舞台装置と、出演者たちが現代人なのに目を見張った。


舞台の真ん中には真っ赤なソファ。

そのソファに主役のヴィオレッタ役のプリマドンナは、

立ったり座ったり反り返ったりする、もちろん歌ったりする。

深紅のドレス姿が、艶かしい、眩しい。


その主演をつとめたのが、アンナ・ネトレプコ

1971年ロシア生まれの、まだ新進気鋭の、

しかし、当代きっての人気ソプラノ歌手である。


私はイタリア人だと、なぜか思っていた。


椿姫を観て、歌唱力はよく判らなかったが、

魅力的な声には違いないし、みっちりお勉強を積んでいることも疑いないが、

何といっても、その姿かたち、麗しい肢体に心打たれてしまった。


彼女へのインタビューも、先だってNHKで拝見したが、

リップサービスもしっかり、愛嬌たっぷり、

自分を売り込む術も、ちゃっかり獲得済みのお方であった。


姿かたちや、愛嬌ぶりに感心したって、

プリマドンナを褒めたことにはならないのだが、失礼なことなのだが・・・。



まだ私は、CDもDVDも保有していないが、

この人の魅力はDVDで楽しまれたい。


私も、ネトレプコのDVDで歌劇入門しようかな。




曲目リスト
1. 歌劇「イドメネオ」~レチタティーヴォとアリア「いつ果てるのでしょう…父上,兄弟たち,さようなら!」(モーツァルト)
2. 歌劇「ベンヴェヌート・チェルリーニ」~レチタティーヴォとアリア「きれいな花!…私があなたがたの年になった時には」(ベルリオーズ)
3. 歌劇「マノン」~アリア「これでよろしくて?…私が女王様のように路を行けば…(ガヴォット)彼等の声が甘い恋に誘う時」(マスネ)
4. 歌劇「ランメルモールのルチア」~シェーナとカヴァティーナ「まだ来ていらっしゃらない!…真っ暗な真夜中が」(ドニゼッティ)
5. 歌劇「夢遊病の女」~レチタティーヴォとカヴァティーナ「ようこそ皆さん,とても優しいお友だちだわ…私にとって今日という日は」(ベルリーニ)
6. 歌劇「ファウスト」~レチタティーヴォ「身分のある方だけが」-宝石の歌「何と美しいこの姿」(グノー)
7. 歌劇「ルサルカ」~月に寄せる歌(白銀の月)(ドヴォルザーク)
8. 歌劇「ラ・ボエーム」~「わたしが街を行くと」(プッチーニ)