遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

設計コンペ・建築家とのヒヤリング

 本日11時から、住宅プロデュース会社A-1社のオフィスで、我が家の設計コンペに参加してくれる建築士3人とのヒヤリング。
 6月26日に、コンペのプレゼンテーションが行われるのだが、残り2週間で我が家の外観や間取りなどの大まかなプランが出来上がる。厚紙による模型もプレゼンテーションまでに制作されてくるはず。

 今日は、それに先立った、私たちの家族のライフスタイルなどを建築家に伝えるフェーズ。事前に回答していたA-1社のアンケートをもとに、私たちの生の声を相手に伝える日なわけである。

 建築士3人同時にヒヤリングを行う設定、つまり、
 ●私たちの考えを3人にまったく同じ条件で伝える
 ●時間の節約

 という合理的かつフェアなお話し合いがもてるということである。
 それと、建築士に時間を確保させ、いわば「話を聞かせるから、都合つけて会いに来い」という段取りは、まことに恐れ多いことで、素人にはできない。もちろんそんなに高びーな態度で、呼びつけるわけではないが、これは、プロデュース会社が中に入ってくれているおかげ。面倒なことは極力避けたく、鬼籍に入るまであまり時間がない(実は2~30年程ありますが)私たちには、有り難いシステムである。ただし、今のところは…、である。これから先は分からない。

 3人の建築士の第一印象
 ◆T先生
  私より3歳年長。短髪で、半そでのオープンシャツにチノパンといういでたちで、書類入れはデイパック。山登りなんかもされているようで、さわやかでお若い。
 ◆K先生
  私より1歳年長。芸術家系の少し長めの髪で、生成りのスーツの上着の袖を折り返し、いかにも建築家という雰囲気。しかし、偉そうな態度は微塵もなく、ソフトなおじ様。
 ◆M先生
  私より10歳年下。こういう業界の人とは思えないほど控えめなお人柄。以前現地見学会でお会いしている。現地での説明も、恥ずかしそうで、でも、頼りなさげな印象はない。


 今日のヒヤリングで、こちらの意向はあまり届かなかったろうと思う。というか、我々には、部屋数だとかの大まかな要望以外は、具体的なプランがないのである。有るのは、すでに、建築会社のM社やO社が作ってくれたCADで書かれたプランと見積もり費用だけである。

 この3人うちの誰かが、私たちの家を設計・監理してくれるのだろう。来る26日の「コンペ作品発表会」にまずお手並み拝見とあいなるわけで、今は「よろしく、頼んまっせ~。」といった心境だ。