遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

八つ墓村/横溝正史

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八つ墓村    横溝 正史 (角川文庫)




世界ウルルン滞在記」の石坂浩二の髪の毛が鬱陶しいと思っていたら、

また演るようである、金田一耕助を。



[Yahoo!ムービー]より

市川崑監督(90)×石坂浩二(64)の黄金コンビで30年ぶりにリメークされる映画

犬神家の一族」(来年公開)の製作発表が5日、東京・調布の角川大映スタジオで行われた。

ヒロインの松嶋菜々子(32)、母子役で初共演を果たす富司純子(60)&尾上菊之助(28)

ら全キャストが勢ぞろいし、76年版に負けない作品をと気勢を上げた。

 監督、主演が30年前の前作と同じ。この日は「ヨ~ッシ!分かった」と早合点ばかりする

ドジな署長を再び加藤武(76)が演じ、大滝秀治も前作と同じ大山神官役で出演すると発表された。

さらに台本も「9割は前作と同じ」(一瀬隆重プロデューサー)とほぼ変わらず。

テーマ曲も同じ楽曲を使用する予定で、キャスト以外はほとんどオリジナルのままの異例の

リメークとなる。



それにしても、今回のみなのお歳を拝見していると、

クランクインの配役のままで完成するのかどうか…。

ある意味、大変な作品になりそうである。


30年前の角川映画のおかげで、横溝正史がクローズアップされた。

私も、角川の宣伝に嵌って、横溝ワールドの虜になった。




「獄門島」「悪魔が来りて笛を吹く」「本陣殺人事件」

病院坂の首縊りの家」などを立て続けに読んだ。


タイトルからして、おどろおどろしい作品群である。



一番のお奨め小説は、「祟りじゃー」で有名な、

蝋燭2本を鉢巻に指した恐ろしい山崎努が走りまくるシーンでも有名な、

八つ墓村」である。


怪奇ロマンである、官能的でもある。



我が国ミステリ界の、堂々たる四番打者である。


日本ミステリ=ザ・オール・タイム・ベスト100  第1位  
東西ミステリーベスト100  第1位