きょうから将棋の棋聖戦のタイトル5番勝負が始まりますが、そのきょうの第1局がベトナムのダナンで行われます。
海外での囲碁将棋のタイトル戦の開催はままあることなのですが、コロナ禍以降ははじめてのことですし、ダナンでの開催もおそらく初めてだろうと思います。
私たちの世代は、ダナンと聞けばきな臭い思いにかられます。ベトナム戦争で米軍がダナンに上陸し基地を作り、北ベトナムへの爆撃を頻繁に繰り返していたことが、当時のニュースでよく耳にしていたものです。「ダナン」と聞けば、ベトナム戦争や基地を飛びたつB52という言葉が反射的に脳裏をかすめます。
ベトナムに平和が訪れてほぼ半世紀が経とうとしていますが、いまダナンは観光都市になっているようで、今回対局場となったのは日本資本のホテルのようです。
対局前に現地を紹介するニュース動画では、偶然に現地を訪れていた日本からの女性観光客も紹介されていましたが、ここ10年くらいでしょうか、ベトナム好き女子が多くなったようです。
私もベトナムのリゾート地はいいなあとずっと思っていまして、ベトナムとフランス(かつての植民地)の融合された文化もユニークで、高原にある避暑地ダラットや海辺のダナンなどがその代表格にあたるのでしょうか。
気候が温暖(ホーチミンなどは避寒に最適)
日本との時差が2時間
現地までのフライト時間が6時間程度
風光明媚な観光地が豊富
いまだに物価も安い
エスニックでこじゃれたお土産が買える
といったところがベトナムの人気の理由かと思いますが、日本以上の治安の良さは望めないのでそこは要注意かとも思います。
今回の対局を機に、一層ベトナム人気に拍車がかかるかもしれません。シンガポールや香港やタイ以上におすすめです(たぶん)。
それにしても、日本資本が海外リゾート地に進出するとかくも下品なホテルを建てるかと思ってしまうのが、今回の対局場となったホテルです。(敢えて、画像なし)
もっと周囲になじんだものを作れなかったかと思う次第です。
ということで、時差2時間の平和が戻って久しい現地ダナンで棋聖戦の対局(藤井棋聖先番)が始まりましたのでこのあたりで失礼いたします。