大阪は昨夜半から激しい雷雨だったのですが、その影響が朝まで残ったようで、朝の落雷の影響でJRの環状線が全面ストップとなっていました。それに関連してJRの東西線や宝塚線も運行停止になったようで、利用客が多い路線ですので今朝のラッシュ時は混乱したもようです。
昨日は、大阪地下鉄の御堂筋線での運転見合わせがあったようで、「ポイント付近のほこりが何らかの要因により熱を帯びたことで煙を発した」ことによるものだったようです。
落雷などの自然現象とちがって、こちらはメンテナンスが行き届いていないことからの運転見合わせだったわけで、大阪の地下鉄は維新によって民間に売り飛ばされましたから、こういうことが起きるわけであります。
まだ1円も稼いでいない、大阪IR&カジノは、膨大な赤字経営になって、大阪市や大阪府が財政再建団体になる可能性が大きくて私は心配しています。
税金で賭博場を開場して、てら銭をあてにするなどと言うヤクザな政治を許してはならないのではないでしょうか。
博打で胴元に必ず入ってくる手数料のような「てら銭」は、ボートレースのような公的ギャンブルの儲けのようなものかと思いますが、松井一郎前市長の親族は住之江競艇の施設管理を一手に引き受けていたようで、「あれはおいしいで」という発想があるのだと思います。
IRの莫大な初期投資(1兆8千億円)や運営費を考えると、ペイするあてはなく、しかも儲けは外資のMGMやオリックスが持って行ってしまいますので、儲けのおこぼれが大阪市や府にトリクルダウンしてくることは望めないと思います。
「経済波及効果1兆円超、納付金等収入1,060億円」と維新は目論んでいるようですが、それを達成するには
年間1,070万人(日本中の20歳以上の10人に1人)が入場料6,000円を払ってカジノに来場し、その全員が一日あたりが60万円を賭ける事業想定なんだそうです。
こんなのサルにでもわかる嘘八百の収支計画です。
1~2千万人が大阪に来ても、運ぶ電車も泊まるホテルもありませんから、端からありえない計画です。
だからカジノで元は取れません、「カジノ列車」は一旦発車したら止められません。カジノ業者と65年間の契約が締結されますので、後戻りできない一方的なバカ契約を結ぼうとしています。
また、その他にも大阪市と大阪府の水道事業を統合して民間に委託することも維新は考えていると思いますが、これまた水道代はバカ高くなり、水道管の老朽化は放置されたままになるので、高くて錆びた水道水を大阪府民は利用しなくてはならないことになると思います。
ということで、大阪はいつか発生する大地震のような自然災害とカジノによる財政逼迫で、ズタズタになってしまうことが予想されます。
春雷による一時的なJRの運行見合わせなど可愛いものだと認識すべきでしょう。