国民負担率が50%近くになって、食料品や光熱費など生活必需品の値上がりを核とする物価上昇は留まるところを知らず、家計への負担は未曽有なことになっています。まあ、財務大臣を長く務めた麻生じいさんには「未曽有」て何じゃそらってとこなんでしょうが、「五公五民」では食っていけないと最初に一揆をおこすのはどこの誰なんでしょうかね。
ところで、大坂地裁では画期的な判決が出ました。
「安倍政権が全国に配った布マスク「アベノマスク」について、納入業者との契約単価や発注枚数を情報公開請求で開示しないのは不当だとして、神戸学院大の上脇博之教授が国に開示などを求めた訴訟の判決で、大阪地裁(徳地淳裁判長)は28日、国に開示を命じた。」と毎日新聞は伝えています。
私たちの納めた税金で何をしたかについて開示するのは当たり前のことですからね。
そもそもあのアベノマスクを着けていたのは、安倍晋三とアベノマスクのアイデアを出したとされる佐伯首相秘書官以外に私は見たことがないのですから、400億円をどぶに捨てたに等しいといえましょう。
私の知り合いは、まだアベノマスクがもらえていないと、いまだに諦められないのか、しょっちゅう口にしています。
安倍晋三は、「税金は国民から吸い上げたものでありまして…」と国会で答弁したことがありましたが、「吸い上げた」税金を「森羅万象を担当する立法府の長である、わたくちがどう使おうと勝手なのです、デンデン」と言ったことは想像に難くなくて、やることなすことどぶに捨てるような使い方ばかりしてきたわけでした。
北方領土もロシアへの付け届けの数千億円で買い戻そうとしたのに、まんまとプーチンに四島を独占されてしまいました。
「返還された北方領土にまさか米軍は駐留しないよね?」とプーチンに訊かれた安倍は「それは分からない」と答えたものだから、北方領土は永遠に還って来なくなったのでした。
まあおそらく安倍は本当にわからなかったのでしょうが、国会答弁であれだけ嘘をついたにもかかわらず、プーチンに「アメリカにそんな真似はさせないよ」というウソでごまかすことができなかったのでした。
ことほどさように、外交では金を撒いて撒いて撒き倒した安倍でしたし、アメリカのポンコツ兵器も買わされたこともあって、われわれの税金はどぶに捨てられまくっている間に、少子化を止める予算は満足に計上されることなく、いまのような国家危機的な状況になってしまったのでした。
それらに比べたら、アベノマスクの400億円を超える契約額の詳細、つまり納入業者との契約単価や発注枚数くらい実に単純明快に明日にでもはっきりさせることができると思いますので、つらい過去ですがはっきりさせて次に進みましょう。
安倍と佐伯のやらかしたことですから、影響は限定的ですからはっきりスッキリさせましょう。
ああ、民主党政権時代の事業仕分けが懐かしい...。