今年度の美大や芸大の卒業制作展は2月中旬で一通り終了したようです。
大阪では、「大阪芸術大学グループ 卒業制作選抜展2023」が2月24日から3月5日まで開催されるようです。2/27(月)は休館日。
会場は、あべのハルカス24Fにある大阪芸術大学スカイキャンパスです。入場無料で、「選抜展」ですから、作品数は多くないと思われます。
https://www.osaka-geidai.ac.jp/whatsnew/harukas_group_graduation2023
ところで、最近知った言葉ですが「ギャラリーストーカー」が芸大の学生につきまとうケースが少なからずあるのだそうです。
私はそのことを上のTBSラジオの「武田砂鉄 × 猪谷千香 【アシタノカレッジ】」で知りました。(ギャラリーストーカー問題の関連動画は27分頃から)
猪谷千香は、「ギャラリーストーカー-美術業界を蝕む女性差別と性被害 」という著作を上梓したばかりのジャーナリストです。
「ギャラリーストーカー」とは、通常、アートギャラリーに頻繁に出没し、多数の展示物を見て回り、作品について熱心に語る人を指します。彼らはアート愛好家として見られることもありますが、しばしば特定の作家や作品に執着するため、ギャラリーやアーティストにとって迷惑な存在となることがあります。
一部のギャラリーストーカーは、ある作品やアーティストに狂信的なまでに興味を持ち、しばしばアーティストをストーキングするような行動を取ることがあります。このような行為はアーティストやギャラリーのプライバシーや安全性に対する脅威となり、法的な問題に発展することもあります。
ギャラリーストーカーは、「芸大おじさん」とも呼ばれるようで、悪質な輩は芸大のキャンパスまで押しかけてくるそうです。
こういう輩は、純粋に芸術が好きで美術展や個展に出かけるのが好きな美術愛好家にとっては、実に嘆かわしい困った存在です。
あしながおじさんは、素性を隠して芸術家などをサポートするからカッコいいのであって、パトロンや美術評論家はスマートに作品を買ったり良い評価することを本望とし、それ以上を求めないことが美しいのです。
作家には特定のパトロンがいることは珍しくないのですが、男女間で自然に愛が生まれるのならいざ知らず、初めから性的な目的で近づいてくる人間(とりわけおじさんが多いそうです)は、美術界のみならずあらゆる業界やシーンで見られることでもあります。
セクハラやストーカーは昔から存在していましたが、そういうことが表ざたになってからはまだ日が浅くて、SNSなどの良い面が功を奏していると思います。
いま、美大生は女性が圧倒的に多くて、そこにオラオラと入り込んでくるダサい男たちよ恥を知れとと言いたいものです。芸術家は、魂を売らずに芸術作品を売りたいということが理解できない男はとっとと失せるべきでしょう。
ということで、いろんなところでパワハラやセクハラがはびこっていますので、女性たちは、スマホを武器に動画や録画で対抗したいものですね。
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