遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「男ばかりの記念撮影」や「男だけの家系図」のキモイ話で恐縮です

上の画像は、少し前に下のつぶやきとともに海江田万里衆議院議員Twitterにアップされていたものです。
衆議院本会議前に開かれる議院運営委員会冒頭に、国会参観者に配布するパンフレットに載せる委員会写真の撮影を行いました。議院運営委員会の委員全員が男性というのも異様な光景です。(昨年の委員の中には女性議員もいました。)」

これ各委員会の写真撮影をして、パンフレットに載せるのでしょうか。気持ち悪い写真になりましたねー。

衆議院の女性議員の絶対数が少ないとはいえ、一人も女性がいない集合写真はなんだか気持ち悪いですね。このポーズといい古めかしい室内といい、軍服でも着ているようなイメージの写真で、二重に気持ち悪いですね。

それぞれのおつむの中も、いまだに日清・日露戦争の頃の議員たちの思想をお持ちの方々もいらっしゃるような気もしますのでさらに古めかしくて気持ち悪いですね。

この国に住む半分以上を女性が占めていることは誰でも知っていることです。男だけではどうしようもないですね。議院運営委員会なら男だけでもいいのかな。

 

上の画像は、山口県衆院補選に立候補予定の岸信千世のwebサイトに貼り付けてあったらしい家系図です。

SNSでは、この家系図を貼り付けること自体を「なんじゃこりゃ」と批判する声や、「家系図になぜ女性が省かれているのか?」という批判で炎上し、候補者は家系図を削除したそうです。

私でもこの男だけの家系図はそらで書けるほど有名な家系図ですから、女性も入れるべきでしょう。

加えて、私は70年近く生きてきましたが、奇遇にも歴代の首相で嫌いなワースト3がこの中に入っているというのが、これまたすごい家系です。

ちなみに嫌いな順から言うと、晋三、信介、栄作が私の僅差のワースト3です(4位は麻生、菅、岸田、森の4人)。ただし、首相になれなかった安倍晋太郎はそんなに悪いイメージはなかったですが、だからこそ首相になれなかったのかもしれません。また、安倍寛はなかなかの人格者だったようです。

ウィキペディアによると、岸信介は佐藤家の次男として生まれましたが、中学3年の時に父の実家である岸家に養子に入ったようです。栄作は佐藤家の三男でした。(父秀助は岸家から佐藤家に入った婿養子)

安倍家の三男だった岸信夫は安倍家から岸家に養子に入りましたが、佐藤・岸・安倍家は、それぞれの優秀な坊ちゃんたちが養子で入って家督を継いだり「選挙地盤」を継いできたようでした。

山口の人たちは、私でも知っているこの家系図は百も承知なのではないでしょうか。立派な家系だとみなご存知だと思います。

さらに立派な家系を存続するには、そろそろ山口の議員の席を他の家系に譲ってはいかがでしょうかね。もうずっと山口には住んでないのでしょうし。それが山口のため、ひいては日本のためではないでしょうか。

ということで、バレンタインデーの次の日に、男ばかりの記念撮影や男だけの家系図のキモイ話になってしまいました。