遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

日本の四季は崩壊に向かっていて防ぎようがないのでしょうか

いつもの散歩道にある池に、オオバンが帰って来ているのを見つけました。今年はじめてのご対面でした。寒さを避けて、ようやく北方から近所にやって来てくれました。

春に北に帰るまで、しばらくはこの池にいてくれると思います。(上は私が撮った2021年の冬のオオバンの写真です。)

昨日だったか、モーニングショーで今年の寒波のことを取り上げていましたが、偏西風が地球の南北に大きく蛇行していて、北極の寒気が南下して日本を直撃しているのだそうです。ラニーニャ現象も、この冬の異常気象と関係しているのだそうです。

今回の大雪では、新潟などに大きな被害が出ているようで、お見舞いを申し上げます。

今回の偏西風が大きく蛇行しているためにやってきた寒波は、ヨーロッパやアメリカにもやってきているそうで、交通マヒなどの被害が出ています。

ベルリンのホテルのロビーにある高さ14mの水槽が崩壊したのも、きっかけは寒さによる水の凍結だったそうで、当時の気温マイナス10℃は想定外だったのでしょうか。

100万リットルの水が流れ出したのが早朝だったので、けが人を2人出しただけの被害で収まったことが、不幸中の幸いでした。

モーニングショーでは、例によって地球の異常気象と北極の気温上昇が懸念されるという話が出ていました。

どこの国でも北極の氷が解けだしていることへの警戒感があまりにも少なくて、巨大隕石がぶつかったり核戦争で地球が滅びることはなくても、海面が上昇することによる二次的な異常気象の危険度を考えると気が遠くなってしまいます。

とりわけ日本は、異常気象を訴えても「金」にならないし「票」にもならないから、先進各国よりはるかに関心度が薄いように感じられます。

ベルリンの100万リットル水槽の何倍もの水が、ほんの数秒の間に北極海から他の海洋に流れ出ていることは間違いないことでしょうから、その犠牲になるのがお魚君だけではないことも間違いのないことになるでしょう。

もう取り返しのつかない段階まで来ているとは思うのですが、それでもなんとかならないものかと、残念であります。