遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ふたご座流星群に遭遇しました!!

ふたご座流星群に遭遇しました。

昨日は、夕食前のウォーキングで18時過ぎに家を出てすぐ、上空に一筋の流星を見ました。69年間生きていますが、生まれて初めて流星を見ました

数日前からYoutubeに各地からのふたご座流星群観察ライブ配信が目立ってアップされていましたので、それをすこし見ていたのですが、まさか肉眼で見られるとは思ってもいませんでした。

無意識に、南に向かって歩いていて、進行方向斜め上の空に明るい一筋の閃光が2秒ほど南に走りさりました。長く尾を引いた、鮮やかな天体ショーでした。

ふたご座流星群の平均速度は秒速35㎞(時速約12~13万㎞)というとてつもない速度だそうで、私が見ていた2秒間に70㎞ほど移動していたようです。

その高度は100㎞前後で、宇宙の塵や小石が地球の大気圏に入ったばかりの上空でプラズマ化して発光するそうです。

私が見たのは一筋だけでしたが、高度100㎞のところを時速時速約12~13万㎞で発光体が高速移動するようすは、掛け値なしのスペクタクルでした。

映像で見る流れ星は、天空を広くカバーできる広角レンズで捉えているからでしょうが、遠いところを流れていて天空をかすめ飛ぶようなイメージだったのですが、私が見たのは、地上に近い空を南に向かって長い距離を進む光線のように感じられました。

こんなに速く動くものを見るのも初めてなら、100㎞も離れたものを見るのも初めてだったので、とても感動しました。消えるまでに願い事をかなえることなど不可能ですが、それは僥倖と呼べる体験でした。

ふたご座流星群は毎年安定して多数の流星が流れることで知られる流星群で、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と共に「三大流星群」の一つとされているそうで、12月の14日~15日が今年のピークだったそうです。

22時ごろに再び空を見上げたのですが、寒かったので5分ほどで家に入りました。

南の空にはオリオン座が上っていて、冬の大三角ベテルギウスシリウスプロキオン)」がくっきり瞬いていて、とりわけシリウスがいつにも増して輝いて見えました。こちらはいつでも見られる、冬の美しい天体ショーでありました。素晴らしい!