遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

FIFAワールドカップ2022 日本はドイツ戦で見事な逆転アッパレ勝利!

FIFAワールドカップ2022、日本代表は見事な逆転で勝利しました。アッパレ!

ドイツの下馬評は「大したことない」でしたが、とは言え2014年にブラジルでW杯を制したドイツですから、そんなに遅くない時間帯の試合でしたから、良くて引き分けかと思いながら見はじめました。

しかも、日本と同じグループEにはスペインも入っていて、決勝トーナメントに進出は無理だろうと思いながら、日本代表の初戦を見ました。(ここまで、ずっとネガティブな心情)

はじまったばかりのところで、オフサイドであったものの前田が相手ゴールを揺らした場面を見て、「行けるかも」と一瞬思いましたが、前半戦終了時点で0対1でリードされていましたから、ドイツはランキングも全然格上だし体格差もあるので、やっぱりそのまま負ける覚悟でゲームを見続けていました。(相変わらずネガティブな心情)

今回の代表は、長友、吉田、酒井、柴崎、川島、堂安、久保以外は知らないメンバーでしたから、どんな代表チームなのかなと味方の偵察を兼ねての観戦でしたが、ドイツの得点能力が低いのか権田(GK)のファインプレーの連続技を見ていたら、やっぱり「行けるかも」という思いが強くなっていました。

日本代表の多くが、海外のチームに所属していて、ドイツで活躍する選手が8人もいることを試合中に知って、まだ0対1でリードされてはいるものの、もしかしたら引き分け以上になるかもと思い始めたら、見事な点の取り方で2対1で逆転勝利しました。

それにしても、アディショナルタイムの7分は長すぎて身体によくないものでした。妻曰く、「点を取った時にベンチが長く騒ぎすぎだったため」という理由に納得しました、ベンチに下がっても長友が頑張っていましたものね。

やはり、FIFA-W杯は素通りできない大きな大会だなと実感しましたし、この場所で日本が勝つと二人暮らしの家でも盛り上がると実感しました。

朝になって、モーニングショーであの「ドーハの悲劇」と昨夜の「ドーハの歓喜」が対比して放送されていて、「悲劇」の時に森保監督もピッチにいたのかとあらためて知りました。昨夜のNHKの解説をしていた井原や、得点を挙げた中山や三浦カズがいたのは憶えていましたが、そうでしたか、と感慨深くなりました。

あの痛恨の悲劇の後、日本の選手たちは海外に出始めたのでしょうか。海外で揉まれた選手たちが強くなっていくのは、他のスポーツでも、他の分野でも同じような気がします。

ところで、試合前の日本の国歌演奏ですが、前奏は要らないですね。他の国の国歌演奏に前奏がないのと同様、「君が代」に前奏は要りません。あれではまるで斉唱をやりやすくする大相撲千秋楽での国歌演奏と同じで、国際的にダサいことこの上ない前奏であります。それを改善しても右翼もネトウヨも黙認するはずです。

ということで、日本代表が決勝トーナメントに進出出来て、ひとつでも多く勝ってくれれば嬉しいW杯となるでしょう。もう少し長く楽しめそうで何よりの勝利でした。