遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

慎んで 早野透さんの ご冥福を祈ります

先ほどお亡くなりになった早野透さん(写真右)(左は佐高信

11月7日の「デモクラシータイムス」の公式ツイッターを見て「えっ」と声が出ました。

デモクラシータイムス @dtimes17
私たちの創設メンバー早野透さんが11月5日に亡くなりました。やさしく素直で涙もろく、円満な人格者に見えますが、時々すねたり爆発したりする本当に愛すべき仲間でした。10月30日「3ジジ放談」でのいつものおとぼけ大ボケの司会が最後になりました。応援してくださった方々、ありがとうございました。

早野透さんが亡くなられました。

上のツイートにもありますように、10月30日にアップされた「3ジジ放談」を11月の初めに見たばかり(ウォーキングしながら拝聴)でしたから、びっくりしました。

死因は分かりませんが、デモクラシータイムズに出演され続けていましたから、急死だったのかもしれません。

早野さんは元朝日新聞の記者(編集委員)で、後輩の編集委員だった山田厚史などが5年前に立ち上げたインターネットメディア(Youtubeで配信)「デモクラシータイムス」に合流しました。

彼は、田中角栄番記者を皮切りに主に保守政治家を近くに見て政治畑を歩んできたジャーナリストだったと思いますが、近年の彼の立ち位置はずいぶんと左に位置するリベラルなお方でした。彼が動いたわけでなく、世の中が右に傾いたということだと思います。

私は月末に配信される「3ジジ放談」を通して、毎月欠かさず早野さんたちと接してきましたが、早野さんは佐高信平野貞夫の過激な老人たちの聞き役に回っていた感じでありました。

早野さんの「えーそうなの?」「あーそういうことか」というおとぼけぶりは、半ば演出ではないかと思われるほほえましさで、佐高と平野という過激なお二人を長い手綱で操って自由に走らせていた雰囲気もありました。

早野さんがいなければ「3ジジ放談」は、相当過激な番組になっていたと思います。視聴者のような態度で司会役と聞き役を担っていた早野さんのおかげで、漫才で言うとこれ以上ないと「ぼけ」味が番組に花を添えていたように感じます。

早野さんがいなくなった「ジジ放談」がどうなっていくのかも、少し楽しみですが、さらに過激になっても致し方のない昨今のヘタレ政治であることも間違いなところであります。

慎んで 早野透さんの ご冥福を祈ります

www.youtube.com