数日前から目にしたニュースの雑感記事です。
◆日本一になったオリックス・バッファローズ
NPB(日本プロ野球)の日本シリーズ。2年連続同じ顔合わせになり、両チームの力量は確かなものだとあらためて認識しました。
エースの山本がケガで離脱したにもかかわらず、激戦続きのシリーズを制して、昨年のリベンジを成功させたオリックスが日本一になりました。おめでとう!
今シーズンは、佐々木朗紀に完全試合を献上するなど、シーズン前半はいま一つの出来でしたが、後半戦に入って徐々に力を発揮して、紙一重で見事なリーグ優勝を遂げました。その自信からか、日本シリーズでも粘りのある安定した試合運びで、26年ぶりの日本一になりました。
私は、「隣の球団」の阪神ファンですが、人気ばかり先行して勝ち方を知らずして2005年から優勝しておらず、来年こそはと期待しています。
◆将棋棋士がマスクをせずに反則負け
将棋のA級順位戦で、佐藤天彦九段が30分以上マスクをせずに対局していたことを理由に、規則に従わなかったとして反則負けになりました。
この対局の模様、11時過ぎの終盤戦をYoutubeのライブ放送で数分だけ見たのですが、佐藤九段が優勢に対局を進めていました。しかし、持ち時間はわずか4分しか残っていなくて、かなり前のめりの姿勢で盤上にかぶさるように考えていました。その時にマスクを着けていたかどうか私は憶えていませんが、対局相手の永瀬王座は席を外したままでした。
名人を3期務めた強豪でもある佐藤ですから、そのまま押し切るだろうと思って寝ましたが、朝になって反則負けのニュースを見て驚きました。
この出来事で、関係者に規則違反ではないかと指摘した永瀬王座がSNSでバッシングを受けているようですが、永瀬が規則違反をしたわけでもないのに彼が批判を受けるのは筋違いな話です。
佐藤も、あまりにも対局に没頭してマスクをし忘れたのかもしれませし、マスク着用義務についての臨時規則が、どうもあいまいな文章のようで、「警告なしに反則負けはないのでは」とする佐藤の気持ちも分からなくはないです。
将棋連盟は、会長がA級の現役棋士でこういったA級順位戦での規則違反裁定の際に利益相反であることなども含めて、きちんとした規則を作るべきでしょう。
◆宮城県が水道事業売却の暴挙
宮城県は水道事業を20年契約で10億円で民間に売却しました。水道事業が赤字だからと言って委託会社に丸ごと売り飛ばすなんてありえないことです。
水道事業は収益が目的なのか、あるいは、然るべき安い料金で市民に安全な水を提供することが目的なのかを考えたら、水道事業の会計が赤字なら自治体の財政で補填するのが筋です。そのために税金を徴収しているのですから。
たとえば、役所窓口で戸籍謄本を取るのにいくばくかの料金が発生しますが、あれで戸籍課の赤字だどうだとか利益云々などという発想はないのと同じで、水道も、料金体系による無駄使いをなくしている事業だと思いますので、たとえ水道事業が赤字でも予算全体のやりくりの中で自前で運営するべき公益サービスであるべきでしょう。
委託事業にすると、収益ばかりを追求して、安全面や料金面で市民によくないことばかり発生します。現にヨーロッパでは、いったん民営化した水道事業を公営に戻していますので、10年以上時代遅れのリスクある水道民営化だと言えましょう。他の自治体が追随することがないよう監視したいと思います。
◆NHKアナの局内不倫
好きな者同士が愛し合うのに文句はないのですが、高い受信料を払っている身からしたら、高給取りに違いないトップアナウンサーの「2部屋予約を駆使した厳戒態勢」による局内不倫にはいささかの不快感が伴います。まさか、勤務時間中ではないでしょうが、やることが浅ましい。
阿部渉アナは、偽名を使ってホテルの予約をしていたようで、その偽名が「相川佐一郎」というもので、「あさいち」にちなんだ『〝あ〟いかわ〝さいち〟ろう』なのだそうです。もうここまで来ると、厳戒態勢も噴飯もので怒りさえ覚えるのですが、なにはともあれ、ざまあな文春砲でした。
同じ「あべ」繋がりで、安倍晋三が好きそうな阿部アナ(知らんけど)に残された道は自民党議員くらいですかね。まだ55歳だし、これから頑張れば間に合うでしょうが「相川佐一郎」という偽名が一生つきまとうかもしれません。