遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

吹き溜まりの党

先の参議院選挙で当選したNHK党のガーシー。この人間が誰でどんなYoutuberなのか全く知らないが、海外で生活していて国会に登院しないまま国会議員を続けるつもりなのだという。

NHK党の立花代表は、帰国したら不当逮捕される恐れがあるから「ずっと戻って来ないんじゃないかな」と国会を欠席したまま議員活動をすることを認めているようだ。
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/politics/f-so-tp0-220722-202207220001340.html

統一教会騒ぎのどさくさに紛れて、こんなことが許されるのだろうか。

かと思えば、そのN党の立花が参政党・神谷党首に「統一教会との関係は?」「新型コロナは波動で治ると発言していた参政党の候補者がいたのは事実か」など公開対談で質問したそうで、質問した方も回答した方も単にパフォーマンス対談なんでしょと片づけたい代物だ。

いま統一教会問題で各方面から引っ張りだこになっている有田芳生をはじめ今回参院選挙で落選した大門実紀史や森ゆう子や辰巳孝太郎が国会にいないことは、まことに危機的な状況だ。

代わりに生稲晃子三原じゅん子今井絵理子が議員席に座るのだから、危機的状況は二乗倍となっている。自民党に限って言うと、時代遅れの耄碌オヤジと、耄碌オヤジの言うがままの不勉強な女性議員と若手議員の吹き溜まり状態だ。

なのに、ガージーは自席にさえ座らないというのだから、自民党議員議員以下が確定していて、こんな連中に日本の行く末を任せておけないという意味で、危機的状態だと言わずにおれない。

さらに、岸田政権はどさくさに紛れて停止中の原発を稼働させようとしている。福島原発で13兆円の責任賠償判決を下された東電幹部のニュースも、どれくらいの国民が知っているのか知らないが、また何かあったら電力会社の役員様におかれましては、覚悟のほどをお願い申し上げたい。

覚悟と言えば、統一教会の名称変更について当時の大臣だった下村博文が「自分の知らないところで決まった」みたいなことを言っていて、当時の文化庁の担当は「事前に大臣に報告していることは間違いない」と過去も現在も証言を変えていないことのようで、そのことがメディアやネットで報道されると下村はコロナに罹って自宅療養中だとのこと。

下村はいつまでたっても何とも覚悟のない男だが、加計学園からの献金問題についても2017年の都議選が終われば説明すると言っていたが、その次の都議選も終わっていていまだ説明していないので、そのことと合わせて病後にきっちりしてもらおう。安倍派の後釜なんてとんでもない代物だが、耄碌爺も国会議員もとっととやめてほしい。

自民党というのはこんな輩ばかりの吹き溜まりなのだった。