遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

昭和に戻った気になって一からの建国が求められる日本

安倍元首相(67)は、志半ばで現役の国会議員のまま亡くなった。

昨日、銃撃で倒れたという一報を聞いてから、普段はほとんど見ない地上波テレビをあちこちチャンネルを変えながら寝るまで見ていた。

こういう事件はいろんな偶然が重なって大変なことになるが、急遽奈良で遊説することになって、演説場所の近くに犯人が住んでいて改造銃を自宅で作っていたというピンポイントの偶然。

犯人が一発目の銃を発射する映像を何回も見たが、鞄から銃を取り出し発射までの淀みない動きと銃の構え方は、自衛隊で射撃訓練を受けた人間の落ち着いた態度に見えた。

演説していた場所が、360度解放された交差点の真ん中で、身辺警備に相応しくない場所だったことも偶然だった。

戦後、成長を続けて素晴らしい大国になった日本は、かなり理想に近い美しい立派な国になったにもかかわらず、ここ30年間凋落の一途をたどり続けてきて、社会全体が低迷期になった時期に起きたまことに残念な歴史的に大きな事件となってしまった。

後々、この事件のことは、さまざまな観点で多くの分析結果が出てくるのだろうが、安倍晋三元首相の死を無駄にすることなく、この国がより良い方向、安全で幸せな民主国家になるべく国を挙げて、1950年半ばの頃から積み上げてきたの国の根幹からの整備をもう一度やり直すべきだろうと思うきょうこの頃である。 合掌