遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

朝日新聞記者が週刊ダイヤモンドに検閲行為で懲戒処分

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上は昨日の散歩で撮った近所の桜。

私の記事には、不快な画像をできるだけ載せないように心がけている。悪党の顔や姿はできる限り載せたくない。

ここから本題。

朝日新聞の峯村という記者が懲戒処分を受けた(停職一ヶ月)。当人は朝日を退社するそうだが、懲戒処分を受けたのは以下の行動による。

峯村記者は安倍元首相にインタビューした週刊ダイヤモンド編集部に電話し、安倍の顧問を名乗り、安倍氏が記事の中身を心配しているからゲラを見せろと要求した。ダイヤモンド社が拒否すると、安倍事務所にゲラを送れ要求した。週刊ダイヤモンド朝日新聞に編集権の侵害だと抗議した。

たかだか安倍の威を借りたくらいで、この記者は何を勘違いしているのだろうか。安倍の周辺にはネトウヨをはじめこういうのが湧いてくるのが特徴的だ。

本人はわざわざnoteで朝日に抗議し自分の行動を弁明をしている(朝日新聞社による不公正な処分についての見解|峯村健司 #note)が、安倍のパシリのような頓馬が朝日の記者を続けていられたことが不思議だ。懲戒解雇でもよかったのではないだろうか。

この記者は、学生を教えたりする地位にあるようだし、今後もフリーのジャーナリストとして記事や意見を聴き続けるのだろうが、朝日新聞で停職1か月の懲戒処分を受けたというキャリアを背負っていくべきだと思う。

そういう目印があったほうが、教わる学生や記事を読む人もいろいろ判りやすいと思うのだが、いかがだろう。

関連ツイート
住友陽文 @akisumitomo
朝日の峯村記者のnoteで確認。同記者が安倍氏のインタヴュー記事(by『週刊ダイヤモンド』のA記者)のファクトチェックをするよう安倍氏等から依頼され、A記者に連絡した事、ゲラ開示が拒否された事、この朝日の記者が安倍氏のこの件について「全ての顧問を引き受けている」事、いずれも事実と判明。

米山 隆一 @RyuichiYoneyama
思想信条は自由として、党派性に囚われて専門分野で余りに一般的でない持論を主張されるのは、専門家の権威を使って世の中を誤導するもので、私は可成り罪深い事ではないかと思います。

岩永直子 Naoko Iwanaga @nonbeepanda
本人の弁明を読んでも納得できない。「一人のジャーナリストとして」と書いているけれど、政治家の「顧問」として、他社の原稿に介入するのはジャーナリストの仕事じゃない。

山口智美 @yamtom
この人が今後、『正論』や『WiLL』、『Hanada』で大人気になる未来がすぐそこに。
朝日新聞社による不公正な処分についての見解|峯村健司 #note

南 彰 MINAMI Akira/新著『黙殺される教師の「性暴力」』@MINAMIAKIRA55
ジャーナリストとしての一線を逸脱した自らの問題を反省することもなく、なぜ「真のジャーナリスト」などと標榜し続けることができるのでしょうか。
次世代を担う学生の皆さんに対して、ジャーナリズムを説くことだけはやめてほしいと思います

小西ひろゆき参議院議員)@konishihiroyuki
『「全ての顧問を引き受けている」と言ったのも、安倍氏から事実確認を依頼されていることを理解してもらうためでした』
安倍氏の顧問を名乗る朝日新聞記者にあ然とする。
そもそも、安倍氏からの他紙のインタビュー記事の確認・修正の依頼に対応すること自体がおかしい。