遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

入学おめでとう/雨ニモ風ニモマケズ理不尽な採点にも負けず

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上の画像は、1年生で習った漢字テストの結果で、この子は16点しかもらえませんでした。私が採点すれば、100点をあげます。

この画像は塾の先生がツイートしてくださったもので、ご自身のお子さんか塾の教え子ちゃんのものなんでしょうか。学校の先生に抗議されてます。

とっきん^ ^@tokkin22i
先生!
先生は7歳でどんな素晴らしい漢字が書けていましたか?
16点を持ち帰る子供の気持ちにもなってほしいです

7歳にどこまで正確さを求めるのかという話ですけど、少し歪んでいたり少し線がはみ出したくらいなら全然OKでしょ。「次からもうすこしはみ出さないように書こうね」というやさしいアドバイス付きで100点でいいでしょうに。

そのくせ、習っていない漢字を使わせないという学校もあるそうです。名前や固有名詞でさえ使ってはいけないのだそうです。

娘たちの通っていた小学校はそれはなかったようでした。ちなみにうちの娘たちは、意識したわけではないのですが、小学校3年までに習う漢字で名前を付けていました(いま確かめました)。

ネットで見かけた浜田さんとおっしゃる方は《おかげでこちとら「はま田」なんて小料理屋みたいな名前書かされてたんだぞ。》とお怒りwなのですが、子どもの頃の私たちは同級生の名前で習っていない漢字を覚えたものです。ついでに言えば、小学生の私はテレビで見る高校野球の校名で見知らぬ地名を覚えたものです。

そういった日常の習慣や経験が、教養に繋がっていくのではないでしょうか。また、見知らぬことは「調べて使う」という自主性も身につくのではないでしょうか。

そもそも学校で習うことだけが教育だという発想が、もっと大らかだったかつての教育から後退しているのではないでしょうか。

ということで、この春いろんな学校に入学された皆様におかれましてはまことにおめでとうございます。

雨にも負けず風にも負けずに大らかに生きていってくださいまし。