また大阪の放送局から妖しい番組が放送されていたようです。
といっても、出どころは大阪維新と一心同体の民放各社ではなくて、NHK大阪放送局(BK)からなのです。
東京五輪の記録映画(22年6月公開予定)の河瀨直美監督のクルーを密着取材したドキュメンタリー番組の中で、事実確認を怠ったまま「金銭を受け取って動員された形で五輪反対デモに参加した」という男性を登場させて、男性の声をテロップ(字幕)で流されていたようです。
これは、「字幕が不適切で謝罪する」とするNHKの一方的な謝罪で済む問題ではなく、事実のねつ造があり、金銭の授受によって何かの反対運動や支持運動のきっかけが生じるかのような印象操作を含んでいるのではないかと、SNSやネットでは大騒ぎになっています。
過去にさまざまなヤラセ問題で大問題になった多くの放送局以上に、受信料や国の予算で事業運営されているNHKですので、この件はNHK会長が国会で説明すべきでしょう。
また、当人たちはこの番組と無関係だとわざわざメッセージまで出している河瀨直美とその映画スタッフにも、実はこのNHKのドキュメンタリー番組にかかわっているのではないかと疑惑が向けられています。
公金で記録映画を作っていて、公共放送で自身の映画について取り上げてもらったのだから、河瀨監督はその疑惑について事実関係をはっきりさせるべきだと思います。
NHKも河瀨監督も、このまま事実関係をうやむやにしていると、これで何人目になるのでしょうか、また五輪関係者が辞任するようなことになると思います。
日本中が楽しみに待っている五輪の記録映画が6月に公開されない事態になってしまっては大変なことになり、それこそ残念なことになってしまいますので、NHKは第3者による調査委員会を立ち上げるべきだと思います。
以下、この件のツイッターを一部ご紹介
◆反五輪の会 NO OLYMPICS 2020@hangorinnokai
「映画制作などの関係者のみなさま、視聴者のみなさまにおわびいたします」?
私たち含め、五輪反対の行動に参加し声を上げてきた人々を「金で動員」と印象付け貶めたことに対する謝罪はないのですか?
私たちの元には放送以来、連日誹謗中傷が寄せられていたのですが?
◆ガイチ@gaitifuji
同行していたNHKサイドの人間は、ただ話を横で聞いていただけで、当該人物に内容を確認していないどころか、喋ってもないことまで喋ったことにして勝手に字幕スーパー付けているという、NHK側が最初から最後まで完全に捏造しているわけだが、これって謝って済む問題なのだろうか?
◆小田嶋隆@tako_ashi
通り一遍の謝罪文の朗読とは別に、スタッフが「五輪反対デモの参加者にカネが支払われていた」という話を信じたのはなぜか。デモ参加者を名乗るインタビュー回答者を連れてきたのは誰か。字幕は誰が書き、誰が事実確認したのか……等々を検証する番組を制作/配信すべきだと思うのだが。
◆Nobuyo Yagi 八木啓代@nobuyoyagi
NHKがしなくてはならないのは、河瀬を庇うことではなく、①誰があの男性を探してきたのか ②あの曖昧な台詞に「明確な」テロップをつけたのは誰か ③当然するべき裏取りの確認もせず、おかしいとも思わずアレを流した責任者は誰か の3点を明らかにすること #NHK
◆米山 隆一@RyuichiYoneyama
川瀨監督のこのコメントが真実なら、NHKは全く事実の根拠なしで字幕を作り、放送したと言うことになります。それはただ単に「不適切な字幕」と言えば済むことではなく、経緯の調査と説明が必要でしょう。そうでなければ、NHKの番組全てが信用できなくなってしまいます。
◆チキささ@c_ssk
東京五輪の番組を大阪局が作ったのは万博への布石という話が出てますが、河瀬直美はすでに大阪万博にも
"テーマ事業プロデューサー兼シニアアドバイザーとして深く関わっている"のですよ。
tukuttari