遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「強制帰国」を免れたベラルーシ選手と免れなかった駐韓公使

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昨日拙記事で取り上げたベラルーシの選手は、ポーランドがビザを発給してくれるようで、心配していたベラルーシへの強制帰国は免れた。

とはいえ、選手の母国はベラルーシに変わりはないことだし、家族や友人がまだベラルーシに住んでおられるのだろうし、彼女は半ば難民のような身分だから気の毒だ。母なる国が民主化され彼女が普通に帰れることを願うばかりである。

一方、日本にも「帰国命令」を受けた人物がいる。

それは、性的比喩で韓国政府を揶揄した相馬駐韓公使だ。

文在寅(ムンジェイン)大統領が独り相撲をとっているとの趣旨」を性的比喩で表現したようだが、あまりにもお粗末で開いた口が塞がらない。この不適切発言で、韓国政府は相馬公使の更迭を求めたようだが、これは事実上の強制送還だろう。

この問題発言は由々しき国際問題に発展しかねない問題で、相馬公使にとっては強制送還で済んでよかったと思えるような大問題だった。


上のニュース映像で韓国外務省に呼び出された当の公使を見たが、脂ぎったふてぶてしい態度のオッサンで、発言の下劣さを表象していると思った。

政府は更迭ではなく、通常の人事異動のような形にしたようだが、こういう人間に外交ができるわけがなく、外務省が外に出してはいけない人物だ。

今後外務省はガバナンスをしっかりして、いなければ日本中探してでも良い大使や公使を世界中に送り込んでほしいものだ。

政権政府の本丸が情けないので、せめて大使や公使でしっかりした外交を担ってもらいたい。