遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

バイデン大統領も多くの小学生も東京五輪はキャンセルしました

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東京オリンピックパラリンピックのボランティアに対するワクチン接種が大会期間に間に合わないとの指摘に対する、丸川珠代・五輪担当相の「1回目の接種でまず一次的な免疫をつけていただく」という発言が批判を集めている。

専門家は「一次的な免疫という医学用語は存在しない」と指摘。効果がはっきりしていない1回接種ではなく、「少しでも安全に開催するためには、関係者のワクチン2回接種が必要不可欠」としている。

いずれにせよ、ボランティアの2回目接種はオリンピックに間に合わないスケジュールになってしまったという。

無能が五輪担当相をしているだけならまだしも、「一次的な免疫」などというウソをまき散らすのはやめていただきたいし、個人的なことを言うなら顔を見るだけで虫唾が走るし目障りだからニュース映像に出てきてほしくない。

ところで、太っ腹な菅義偉が1日100万回のワクチン接種を実施すると言ったとたんに、ワクチン自体の在庫が枯渇し始めていて、自治体が怒っているという。

どこまで行っても無能な政権に国民は救われない運命にある状況で、感染拡大を防げないのにあと3週間に迫ったオリンピックを開催できる道理がどこにあるのだろうか。いまはもう7月だということを認識しているのだろうか。

サミットで五輪開催を後押ししてくれた(?)というバイデン大統領が来日しないという寂しいことになってしまった菅義偉のよりどころは、多くの小学生が観戦してくれることなのだろうが、ここにきて「学校観戦」が次々とキャンセルになっているという。

キャンセルになった学校観戦のチケットは17万枚におよぶという。学校観戦が学校感染になる恐れがあるし、そもそも会場に到着するまでに熱中症で倒れる生徒続出などと言う事態も想定できるのだ。学校観戦を強行するつもりの学校や教育委員会は、生徒たちの熱中症対策と感染リスクの観点から強行を方針転換すべきで、キャンセルしても何も恐れるようなことは起こらない事を判るべきだ。私が親なら子どもを行かせない。

五輪の主催者の一人でもある小池百合子都知事は、都議選対策で逃げ出したという噂もあるものの体調を壊して入院しているそうだが、菅や丸川も逃げ出したいのではないだろうか。

世界中でコロナ感染のリバウンドが確認されているなか、多くの感染者が日本列島に取り残されることになる前に、東京五輪はただちに中止にすべきだろう。

各国の多くの主賓が来日されるなら、天皇陛下もそのことを心配されているのではないだろうか。