オリンピックは「開きたくて」しょうがないくせに、国会は「閉じたくて」しょうがないチキンな政権政府。
行方しれずになることを恐れていた「赤木ファイル」が、裁判資料として財務省からついに開示された。
自死、財務省本省の指示で文書改ざんを行った事実を「赤木ファイル」にきちんと残していることが明らかになった。今回開示された文書は黒塗り部分はごくわずかなようで、隠された固有名詞も推測がつくような黒塗りだ。
チキンな政権政府によって国会が閉じてから予定通り開示されたので、野党は「閉会中審査」を強く要求している。(今はここまで。)
また佐川や関係者を国会に呼び出して、「お前の指示で文書改ざんしたと明示されているぜ」と問い質したりしたいのだろうが、そういうことになるのだろうか。
そもそもは、安倍晋三が国会で「私や妻が森友事件に関与していたら国会議員も首相も辞める」と言ったことを発端として、森友学園に関する文書(真実)が捻じ曲げられ初めたのだ。
臭いもの(安倍夫妻もその中に入る)に蓋をすることによって、実に陳腐な政治が繰り広げられたのだった。
赤木さんの妻の訴訟と、その裁判証拠として提出された「赤木ファイル」は、今後どういう動きをしていくのか注目に値する。いずれにせよ、森友事件の真相追及をやすやすと終わらせることは許されないことなのだ。
そのうえで、森友事件を整理して国民に明らかにするべきで、その任は心あるジャーナリストと野党にある。腐敗した政権を交代するための良い材料が出てきた。ご苦労だが、国会が閉じたからといって早い夏休みをとっている場合ではない、健闘を祈る。